人間関係の悩み

上手な叱り方【元塾講師が教える】

前回は上手なホメ方について書きましたが、

今回は上手な叱り方について綴ります。

叱らなければならない立場とは

・会社勤めの中、部下が入ってきた
・部活動において、学年が上がり後輩が入ってきた
・子育て中の親御さん

等が、叱らなければならないシーンとして挙げられます。

また、教師や保育士さん等、職業柄叱る機会のある方もいらっしゃると思います。
今はそんな機会が無いと思った方も、いずれは上記に該当する事もあると思うので、是非この記事を一読下さい。

ここで皆さんにクイズです。

ホメ と 叱り
どちらが難しいでしょうか?

 

 

 

 

 

正解

一般的には、叱る方が難しいと言われています。
ほめることは、自分の考えを一方的に相手に伝えるだけで良いですが
叱ることは自分の意見を相手に納得させる必要がある為です。

良くない叱り方として、
「お前は無能だ」など
一方的に相手を侮辱する言葉を投げ掛ける”なんてのがありますが

これ、された側からすると相手が言いたいことが何も伝わらないどころか、反省もする気が起きないですよね。

正しい叱りとは

・叱る側が何故叱っているのか互いに理解する
・叱られた側何故叱られたのか納得できる
・叱られている内容について、同じことを繰り返さないよう対応策を身に付けることができる

この3つが大事です。

一つづつ見ていきましょう。

・叱る側が何故叱っているのか互いに理解する

頭に血が昇ってしまい、思うがままにカッと怒る人ってマンガやドラマ、現実世界でも見る人は居ると思います。
叱っている側からしたら、自分が何故叱っているのか段々とわからなくなり、支離滅裂な事を言い出す事もあります。

この事態を防ぐ為にも、叱る側が何故叱っているのか、議論の最中着地点として

相手に何を伝えたいのか見失わないようにすることを念頭に置いて叱ることが大事です。

叱る側が冷静でいれば、叱られる側も理解が深まります。

・叱られた側が何故叱られたのか納得できる

叱る側が冷静になれたら、次は叱られる側の立場を考えてみます。

想像してみてください。

 

相手が何かを伝えようとしている時

1一方的に話をされる
2話し相手と言葉のキャッチボールをしながら会話する

聞き手として、どちらのほうが相手の言うことを理解出来るでしょうか。

もちろん、答えは
話し相手と言葉のキャッチボールをしながら会話する
になりますね。

当たり前すぎて
一方的に話す人なんているわけない
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが

思い出してみてください。

学生時代

特にわかりにくい授業をする先生って、一方的に話してませんでしたか

口もごもごさせて何言ってるのかわかんない先生や

語尾の「ですね」強調しすぎてもはや「ですね」しか入ってこない先生(この例は希かと思いますが)

一人で何十人を相手に話をするなんて、相当な技術が必要なわけで

会話のキャッチボールを相当上手に何度もこなさないと退屈な授業になってしまうのですから、先生も苦労してるんでしょう。

そんな現場の先生達には申し訳ないですが、それを私達は反面教師にして

会話の中での言葉のキャッチボールを意識していきましょう。

言葉のキャッチボールってどうやるの?

 

叱られた側が何故叱られたのか納得できる」というのが小さいゴールだとすると

相手に「何故この状況に陥ったのか」を考えさせる必要があります。

 

ところで、マンガやドラマでこんなシーン見かけませんか?

舞台は女子高

クイーン」の異名を誇る超絶カリスマの3年生が、1年生を突然校舎裏に呼び出し

呼び出された1年生が困惑する中、放たれた一言

何でここに呼び出されたかわかってるよね?

 

 

・・・とまぁここまで私の妄想なんですが

最後に出てきた

何でここに呼び出されたかわかってるよね?

この一言で、1年生は「え、どうして呼び出されたんだろう」と、一通り呼び出されたに値する原因を考えるはずです。

この例ですと、あまりにも恐ろしすぎるので

塾講師時代、実際に起きた事例と対処方法を見てみます。

実際の対処方法

例)子供が宿題を忘れてきた場合

子供「今日宿題忘れてきちゃった」

私「忘れてきたのかー。期待してたのに悲しいなぁ。」

ここで、内心はらわた煮えくり返っていても「怒り」ではなく、「悲しい」という感情を出す事が大事です。

こちらの冷静な様子が、話を聞いてくれるきっかけになります。

私「宿題をやってこなかったの?家に置いてきたの?」

子供「やってくるのを忘れました。」

私「宿題をしなかったんだね。何で?」

ここから始まります、質問攻めです

子供「宿題やる時間が無かったからです」

私「時間が無かったんだね。何で?

こちらは、とりあえず子供の回答を復唱してから「何で?」と付け加えます。
すると、子供は原因を考え始めるので。堂々巡りになるまでこのやりとりを続けます。

子供「えっと・・・新作のゲームを進めていたから」

私「ゲームをしていたんだね。それって、宿題をする時間を差し置いてまでやることかな?」

ある程度原因がわかったところで、はい、いいえ」だけで答えられる質問を投げ掛けます。

この二卓で行う質問方法を「クローズドクエスチョン
反対に、相手に答えの幅が広がる先程までの質問を「オープンクエスチョン」と言ったりしますが

この質問方法に関しても奥が深いので、また後日お話しますね。

子供「いいえ、違うと思います。」

私「そうだよね。じゃぁ、何で宿題を優先しなきゃいけないのかな?」

子供「えっと・・・宿題をやらないと学校の授業についていけなくなるから」

ここまでのやり取りで、子供は「何故自分が叱られているのか」理解することが出来ます。

もし、このタイミングで

子供「はい、ゲームのほうが優先すべきだと思います」

とか言ってくる反抗期な一面が飛び出してしまった際には
オープンクエスチョンに戻って

私「ゲームのほうが大事か。何で?

だとか

私「ゲームの方が優先されるべきだと君は思うんだね。じゃぁ、宿題をこのままやり続けなかったらどうなると思う?

と、方向を変える質問を投げ掛けるなどして、再度「叱られている原因」を相手に考えさせていきます。

叱られている内容に対する対応策を身に付けることができる

ただこちらが叱って労力を割いても、同じことを相手が繰り返してしまっては意味が無いですよね。

そのため、叱る側は「今後の対応策」を相手に考えさせる必要があります。

先程の宿題忘れの事例を取って一緒に考えてみましょう。

子供「えっと・・・宿題をやらないと学校の授業についていけないから。」

私「そうだよね、学校の授業についていけなくなったら困るもんね。じゃぁ、今日みたいな事がないようにするにはどうすればいいかな?」

この際も、相手に質問を投げ掛けて考えさせていきます。

子供「ゲームをやる前に宿題をやる」

私「そうだね。じゃぁ、次からはしっかりやるんだよ。」

これで、次回から同じ原因による宿題忘れは無くなるでしょう。

・・・なんて考えでは甘いのが現実です。

宿題忘れ常習犯のやんちゃ坊主を抱えてしまう場合も実際結構あったので、再犯を防ぐため

私「じゃぁ、このノートの表紙に”僕は、ゲームの前に宿題を終わらせます”って書いて宣言しようか。」

と、指示することもありました。

紙に書くと記憶に染み付くのか再犯防止に役立つ事が多かったです。

また、宿題をやらなかった子がやるようになったというのも一つのホメポイントなので

叱った効果が見えた際には必ず褒めるようにします。

相手に納得してもらえるような叱りスキルを伸ばしていきましょう。

余談

このテクニックを使って友人に私の大好きな仮面ライダーを勧めてみました。

私「日曜日から仮面ライダーの新シリーズが始まるから見てね!」

友人「うん、見ないから。」

私「悲しいなぁ、一緒に仮面ライダーを見てくれないなんて。」

友人「私は悲しくない。」

私「悲しくないのかぁ。何で?」

友人「あなたの事に興味がないから。」

 

・・・

 

 

これ以上続けると友人関係が崩壊しかねないと判断したため、止めておきました。

 

私もまだまだ勉強中です。

ABOUT ME
zumiho
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ブラック企業卒業生。 新卒入社でサービス残業100時間越えの塾の先生→自殺率10%の社員数3人の零細企業にてパワハラを受ける →いつでも逃げれる派遣社員 ↓↓Twitterやっています↓↓