書評

学問のすすめから見る現代日本が抱える問題

こんにちは、ブラック企業卒業生のずみほです。

今回は一万円札でお馴染み

福沢諭吉著「学問のすすめ」を紹介します。

学問のすすめを読むに至るまで

普段あまり本を読まない私が「学問のすすめ」を読んだきっかけは

職場でとても読書家で有名な先輩にすすめられたという単純な理由でした。

何でも、明治時代に書かれた筈なのに今の日本社会の問題と、その解決方法を明示しているとのこと。

先輩からは「本を読むのに慣れていない人は、現代語訳版が読みやすいよ」と

まるで私の「難しい本は読みたくない」という気持ちを読まれたかのように薦められてしまったので

ここまで薦められたらは読むしかないなぁ・・・

と、渋々読んでみるに至りました。

「天は人の上に人を造らず」の本当の意味

学問のすすめといえばこの一説が有名です。

天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らず

この文面だけ見ると

人は皆平等なんだ!

という意味にとらえられがちですが

この文面の本来意図する所は

人は生まれたときは平等だが、勉強して徳を積んだ人とそうでない人において格差は生まれる

という残酷な現実を現しています。

それも知らずに

人は皆平等なのにどうして格差社会が生まれるんだ!

と文句を言う人の事を

諭吉先生は「愚民である」と評しています。

読み進めていくとわかりますが、

諭吉先生、割と辛辣です。

この入りから始まり

明治時代の世を諭吉先生の正論と毒舌でぶった切っていくのが

学問のすすめ」の印象でした。

「学問のすすめ」は政治家を筆頭に全国民が読むべき

この本、明治時代に書かれた筈なのですが

なんと、現代の政治の問題も顕著に現しています。

これは日本人が昔から抱える悩みは変わらないということなのか

はたまた150年前から成長していないという事なのかコメントに苦しむところですが・・・

 

例えば新型コロナの対策にて

政府は「補償をします!」と大々的に銘打っておきながら

その手続きは非常に手間のかかるものであり

国民からも

いや、そんなややこしい制度作るより全員に一律数十万円渡して

お金のある人からは追徴課税したらいいんじゃないか?

という声が上がっていますね。

明治時代の福沢諭吉はこの事を予言していたかのようにこう述べます

法案を作る時は簡潔に作りましょう

政府の方々、諭吉先生に論破されています。

政治家の中にも諭吉先生の創った慶應義塾大学卒の方もいらっしゃるでしょう。

私は慶応で学んだわけではないのでわかりませんが

慶応卒の政治家の方々、大学で本当に福沢諭吉の教えを学んだのであれば

今こそ、その教えを守り簡潔な法案を作る時ではないのでしょうか。

 

また、今の政治に対して批判している人たちも目立つ昨今ですが

彼らに対しても諭吉先生はこう言います。

その批判は、本当に多角的に物事を見た上での批判なのか?

ここで耳が痛くなった日本国民、沢山居ると思います。

 

また、政治に興味がなくとも

学問のすすめ」には

勉学の心得や人として徳を積むための方法など諭吉先生の教えが豊富に載っており

時には図星で耳が痛いことも書いてありますが

その部分を自覚することで、人として大きく成長するきっかけを与えてくれるでしょう。

まとめ

今の日本は、明治時代に福沢諭吉の思い描いた理想の日本とは

まだまだ遠い事を感じましたが

このパンデミックを乗り越えた先で

人々が教訓を学び

自分の私欲を優先することなく世の中を良くしていこうという動きが広まることを願います。

一自粛中のアラサー女がここまで考えさせられたので

学問のすすめ

是非手にとって読んでみてください。

ABOUT ME
zumiho
zumiho
ブラック企業卒業生。 新卒入社でサービス残業100時間越えの塾の先生→自殺率10%の社員数3人の零細企業にてパワハラを受ける →いつでも逃げれる派遣社員 ↓↓Twitterやっています↓↓