こんにちは、ブラック企業卒業生のずみほです。
前回記事の続きです。
https://zumiho.com/cram_school_experience1/
阪大卒の同期がブラック企業を辞めたそうなので会いに行きました。
再会5秒、生きる喜びを分かち合う
ついに来ました。
阪大「久しぶりですー!ちゃんと生きてますね!」
私「お久しぶりです!お互い生きてますね!」
そして生存確認。
生きてて良かったです。
そして、退職後初の再会を果たした我々は自然と辞めた当時の話になります。
退職時の対応
私が上司に退職を伝えた時の話です。
まず、上司に会う機会は月1程度。
しかし、今すぐにでも辞めたかった私はメールにて退職の意思を伝えました。
退職を考えています。再度電話にてご連絡したいのでご都合宜しい時間を教えて下さい。
直接お話しすべきなのは重々承知しておりますが
早急な退職を考えておりますのでメールにて失礼いたします。
退勤直前、覚悟を決めて送信します。
上司は日頃から多忙なので、返事は翌日以降になるでしょう。
帰り支度を整えて明日に備え「♪♪♪♪♪♪♪♪」
大音量で鳴り響く校舎電話
上司からの着信です。
反応早すぎて血相ビリジアン。
正気の沙汰ではない私、ここは運に任せて通話ボタンと着信拒否ボタンを同時に押しました。
ピッ
あぁ、繋がってしまった・・・
世の無情を感じつつ、覚悟を持って出ます。
私「もしも」上司「辞めたいの?」
「もしもし」くらい最後まで言わせてください。
上司「いつ辞める予定なの?」
あれ、意外と引き留めとか無いんですね。
私「社内規則では1ヶ月で辞めれるのでそちらに則ります。」
上司「あらそうなの。残された先輩達が困るから年度末まで居ようという思いやり・気遣いはあなたにはないのね。」
出ました。上司お得意の相手に罪悪感を感じさせることによる洗脳。
しかし、辞めることしか頭にない私には怖いものはありませんでした。
私「ええ、残された人達の事は上司が考えることですので。私には関係ないです。」
我ながら正論だと思います。
上司「わかったわ。じゃぁ、何で周囲に迷惑を掛けてまで辞めたいと思ったの?」
そういう嫌味言ってくる所やで。
声を大にして言いたくなりましたが耐えます。
私「朝早くから夜遅くまで働く事と、毎日60キロ近くの運転で体調を崩しがちになった為です。
また、運転中でも上司からの電話に出なければならない規則のせいで何度も交通事故を起こしている事も理由です。」
上司「・・・。」
驚きを隠せない様子の上司。
私「・・・。」
驚きを隠せない上司に驚きを隠せない私。
上司「あなたの退職の意思はわかったわ。社長に連絡してから事務的なことは連絡する。」
こうして、文句も言いつつ退職の意思を伝えることが出来ました。
残念ながら言いたいことの半分も言えなかったのですが。
後から辞めた人の待遇
私「・・・という流れで退職しました。」
阪大「結構喧嘩腰だったんですね。」
その感想は間違っちゃいないです。
阪大「ただ、ずみほさんがそうやってハッキリ嫌なことを伝えてくださったのは
上司の心にも刺さったのでしょう。」
なんと。
阪大「私が辞めるときには運転中に電話が掛かってくる事は無くなってましたし、辞めた後の事を考えろなんて言われてないです。」
上司、あんなに上から目線の喧嘩腰だったのに私の指摘を少しは聞いてくださったんですね。
こうして会社も良くなっていくのでしょうね。
阪大「6月に退職願い出して年度末まで居ろとは言われましたが。」
飛ぶ鳥を落とす勢いで前言撤回します。
また、阪大が辞めた去年の年度末のタイミングで
部署内半数の中堅社員が退職。
そのため、一人一校舎運営ができる状態では無くなり
新卒含め、一人に対して二校舎運営を強いられる激務状態。
結局退職者を出さない働きやすい環境を作らなかった企業は、自分で自分の首を絞めることになってしまうようです。
まとめ
但し、話に聞き耳を持ってくれる上司に限る。
・2週間で仕事を辞めれることを知らない大人は多い
→旧帝大出てるのに辞めたいといった日から半年以上働かされる事例あり
→義務教育のうちに「労働基準法」という単語だけしか教えないことが問題
→自分で色々な会社の事例を見て、自分が置かれている立場を確認し
いざという時の逃げ方を学ぶことが大切
今回の事例を見て
ブラック企業に勤めている自覚を持たれたようでしたら
逃げ自宅を整えましょう。